2013年4月4日木曜日

桜の花が舞う頃に


「ひさかたの光のどけき 春の日に
静心なく 花の散るらむ」  (紀友則 百人一首)

のどかな春の日差しの中、あわただしく花が散りゆく風景に
移りゆく時の美が感じられます。

「静心なく」に心ざわめく恋心を
花に重ねて詠んだかのような情景と(一般的な解釈にないですが)

勝手ながら自分なりの想像を膨らませてみるのも
歌ならではの世界かもしれません。